独自のセンスと高い技術力の融合

　デザイナーである木村嵩之氏により2016年にスタートした、シャツを中心としたブランド。厳選された世界各国のシャツ素材を使用し、ドレスからカジュアルまで独自のデザインや仕様で展開しています。
　縫い目やサイズ感、ディティールなど”狂気的”とも言えるこだわりが満載。

　そんなKIMURAの「20needles CUBA shirts H/S」です。　

グラデーションステッチが目を惹く

　キューバシャツとは、本国キューバでは冠婚葬祭など略式の正装としても認識される伝統ある服です。
　開襟仕様で通気性が良く、涼しいだけでなく圧迫感のない印象で大人の普段着にぴったり。
　最近は古着でも大変人気がありますね。


　そんなキューバシャツもKIMURAのフィルターを通すとまるで別物に。
　まず素材140双糸の極細の糸で織られたブロード生地。
　コットンとは思えない光沢感とぬめりすら感じるとろけるような肌触りです。誰もが「ああ、良い生地」だと思うでしょう。

　高密度に織られているので耐久性も高く既に洗濯を繰り返してますが問題なし。
　洗いシワの入り方も美しい上質生地です。


　なんと言っても目を惹くのは前身頃のステッチです。
　12mm幅に20列(！)というステッチ密度。
　とにかく綺麗な生地にこのステッチが入ることで異質なまでのパッカリングが生じます。
　もちろんこんな縫製は一般的に不可能なのでデザイナーの木村さんが一列ずつ縫っています。




　通常、同色の糸が用いられるのですが新作はなんとマルチカラーの糸を採用。
　この糸一本一本、不規則に色が移り変わりグラデーションになっています。
　これを高密度に重ねることで独特の文様を描いているのです。


　さらに注目は胴部分。通常、脇にあるはずの接ぎ目がありません。
　勘の良い方ならお気付きかもしれませんが胸のステッチ部分に接ぎ目を持ってきています。
　背中から胸のステッチ部分にかけて一枚の布が体を包むようになっている。


　結果、横から見た時に接ぎ目がなくとてもすっきりした印象になる…と。
　着心地も向上しますしシルエットの出方も特徴的ですよね。
　そうなると袖も通常の付け方ができず、別で筒状に仕上げた袖をはめ込んでいます。

　写真をご覧いただくとお分かりの通り、シルエットは決してオーバーではありません。
　しかし非常に立体的に仕上げられているため着用した際の軽やかさは格別で、つるりとした生地感も相まって真夏でも快適に着用可能です。

【WHITE】






【BLACK】





　一見派手に見えるステッチですが着るとすんなりと普段着として馴染む。
　そして分かる人には分かる"違和感"。
　実にKIMURAらしい挑戦的なシャツかと。

商品情報

素材	コットン100%
生産国	日本
生地の厚さ	厚手	普通	薄手
透け感	あり	ややあり	なし
伸縮性	あり	ややあり	なし
洗濯表示

サイズ感について

▶︎スタッフ加茂
　170cm / 50kg / 足のサイズ：約24.5cm

　サイズ3を着用しています。
　決してオーバーシルエットではありませんが、程よくゆとりを感じるシルエット。
　涼しく、でも品がある半袖シャツです。

サイズ表

	肩幅	身幅	着丈	袖丈
3	約46cm	約60cm	約72cm	約26cm
4	約48cm	約62cm	約74cm	約27cm

▶︎サイズの測り方はこちら

※ご利用のパソコンやスマホの画面によって実際の商品とカラーが多少異なって見える場合がございます。予めご了承下さい。